【16期生】小林 淳一

,

【16期生】小林 淳一

Kobayashi Junichi

ピアニスト

プロフィール

Profile

生年月日1月25日
出身地・最終学歴長野県、国立音楽院卒業
障がい種別先天性感音性難聴(両耳100デシベル以上)
エントリーシート

先天性感音性難聴、聴力レベル100デシベル以上(健聴者レベル:0~20デ シベル)のため、1歳から日常・演奏時では補聴器を両耳に装用している。
補聴器なしでは全く聞こえない。
母の「耳に障がいがあっても音楽の楽しさ、素晴らしさを感じてほしい」という願いから5歳からピアノをはじめる。
2006年、ピアノパラリンピック(現:アンハードノート ピアノパラ委員会)と出会う。
2007年12月、ニューヨークの国連本部、カーネギー・ホールで開催されたピアノパラリンピックのデモンストレーションコンサートのメンバーに選抜される。
これまでにピアノパラリンピック関連の大会で多数の藝術賞、二度の金賞を受賞。

アピールポイント、抱負:
不便さ、孤独感、コミュニケーションの大変さ、多くの人に理解してもらえるのは難しいハンディギャップだと思っています。
聴覚以外の感覚を研ぎ澄まし、読話(口話)、手話、筆記など色々な方法を組み合わせています。
ひとりひとり育った環境で個人差があります。
自分自身もたくさんの不便さ、理不尽さを経験しました。
このなかで私とピアノの出会いは、言葉だけで伝えきれない心情を音として伝えることを教えてくれました。ピアノは単なる音だけでなく感情や思いが心に込められていることを痛感しています。
これまでにピアノを通して出会った多くの方々とのふれあいは、今の私を作り、今までの私の財産となっています。
新たなつながりを築くなかで、同じ障がいを抱える人たちや周囲の方々に小さな希望を届けたいと思っています。
そうした瞬間が、自らにも喜びとなり前向きな力に変わりそうな気がします。
これからもピアノを通して、感動や希望を共有し聴覚障がい者としての経験を社会に広く理解していただくために、自分ができることを見つけていきます。

資格:
・英検準2級
・トリニティ・カレッジ・ロンドン ピアノグレード試験
Intermediate Certificate(中級証明書)
Advanced Certificate(上級証明書)

 

芸歴

Career

           

・2008年3月 NHK WORLD TV「From the Heart」
・2009年10月 NHK イブニング信州「聴覚障害乗り越え ピアノを」
・2014年3月 NHK Eテレ ろうを生きる難聴を生きる「難聴のピアニスト」

           

・2007年12月 ピアノパラリンピック デモンストレーションコンサートメンバー選抜
・2013年11月 第3回国際障がい者ピアノフェスティバルinウィーン 聴覚障がい部門の金賞を受賞

前の記事

【17期生】鈴美